newへるす No.34
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ご あ い さ つ一般財団法人 日本がん知識普及協会代表理事・会長 小澁 陽司 ともすれば風化しがちな東日本大震災の記憶を、あまりに生々しく呼び起こす大災害が再び発生したのは、今年も麗らかな春の彩りを満喫している最中の九州・熊本でした。 私たち一般財団法人日本がん知識普及協会一同、このたびの熊本地震で犠牲となられた方々へ衷心からお悔やみを申し上げるとともに、現在も過酷な日々を送っておられる被災地の皆さまに心よりお見舞い申し上げます。 「天災は忘れた頃にやって来る」という、物理学者であり文学者でもあった寺田寅彦の有名な警句は、自然災害のみならず、私たちが人生において罹患する病気にもそのまま当てはまる自戒の言葉です。普段はつい忘れがちになる健康の大切さを、いつも心のどこかにお留め置きください。 今号の小誌をご一読くださり、被災地で奮闘されている方々に思いを馳せながら、健康でいられることのありがたさを読者の皆さまに改めて認識いただければ幸甚です。うら最高の宝物を守るために

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