newへるす No.34
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26ぱり自分と近すぎて、気晴らしというより仕事になってしまうんですね」 インタビュー中に印象に残ったのは、若尾さんの声の魅力です。若手女優時代からずっとファンを引き付けてきた、つやがある独特の声で、にこやかに質問に答えていただきました。さまざまな媒体からの出演依頼やインタビューの申し込みなども多いようですが、これからも健康を維持され、ますますご活躍されるよう、期待しております。若尾文子(わかお・あやこ)1933年、東京都生まれ。51年、大映に第5期ニューフェースとして入社。翌52年、『死の街を脱れて』(小石栄一監督)でデビュー。明るく庶民的なキャラクターで、たちまちトップスターになった。溝口健二監督『祇園囃子』『赤線地帯』や小津安二郎監督『浮草』など、巨匠たちの名作にも数多く出演。特に増村保造監督とのコンビでは『妻は告白する』など映画史に残る名作を生んだ。キネマ旬報主演女優賞を3回受賞。のちに、活動の場をテレビや舞台に移し、現在も活躍中。プロフィールそれでもうれしくて運転していましたけれど、劇場によっては、駐車場に入りきれない所があって…。黒川を助手席に乗せて運転したのも、楽しい思い出です。 お酒は赤ワインを少し飲む程度。甘い物が好きなのであまり食べ過ぎないように気を付けています。気晴らしは、テレビで洋画を見ること。特に「007」をテレビでやるときは、欠かさず見ます。今のダニエル・クレイグもいいけれど、やっぱりショーン・コネリーが演じたジェームズ・ボンドが一番よかったですね。日本の映画だと、やっ健康ばんざい

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