newへるす No.34
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29メンタルへるす学■ストレスチェックの調査票 国で提案されているものは、「職業性ストレス調査票(57項目)」といって、職業性のストレス因子、反応、およびそれらの関係に影響を与える因子を同時に測定でき、所要時間が10~15分程度のため、回答者に負担がかからずに実施しやすいものです。 またこれを簡略化した23項目の調査票もあります。 この調査票はストレスチェックを行った時点と、その直前1カ月程度の状態が反映されます。 それぞれの事業場の実情に応じて、適切な方法を安全衛生委員会で審議の上、選定するとよいでしょう。■ストレスチェックの結果に基づく医師面接 ストレスチェックの結果「高ストレス」と判定された場合、医師との面接を勧めます。※なお医師との面接を本人が希望した場合は、労働安全衛生法の規定に基づき、面接指導対象者であることを人事労務担当者に情報提供することになります。 事業場へのストレスチェック結果の通知に同意はできないが面接を希望する場合は、この結果に基づく面接とは別に、健康相談等の形で面接を受けられるとよいでしょう。■セルフケアの大切さ 心の健康を保つのも身体と同じように早めの対処が大切です。2週間から1カ月以上、心の不調やストレス状態が続く場合は要注意です。まずは自分特有のストレスサインを知っておくことが大切です。■ストレスを溜めないコツ 当たり前のことに思われる方も多いと思いますが、当たり前のことができないために心身の不調を起こす方がほとんどです。これを

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