newへるす No.40
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胃がん・大腸がんにおいて、早期がんの診断数が有意に減少し、とくに大腸がんについては進行した状態で発見されるケースが増加したとの報告が横浜市立大学の研究グループにより米国医学会雑誌に報告されている。*   うがい・手洗い・3密の回避など新型コロナウイルス対策で我々が実践してきたことが功を奏したのか、コロナ禍での従来型インフルエンザの流行は北半球・南半球ともに下火であった。ここ数年の間、微妙に変異を繰り返し続けている従来型インフルエンザ・ウイルスに出会う機会が、しばらくの間、なかった…と考えると、今後、*   久し振りに、それらのウイルスと接触した際の我々の身体の対応(免疫反応)がどういう形になるのか、いささか不安になる。執筆時点では原因不明の小児肝炎またサル痘など新種の感染症が次から次へニュースに取り上げられている真っ只中である。医学の世界では「人類の歴史は  *感染症との闘いの歴史」というキーワードがある。我々が「明るく!楽しく!元気に!長生き」を目指すためには、如何にして健康を維持していくのか、今回のパンデミックの経験から何を読み取っていけるのか、改めて考え直してみることも必要ではないだろうか。トピックスコロナ禍での健康維持21

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