newへるす No.40
21/40

さか強度が過ぎるものも散見される……。筆者はメイヨー・クリニック理学療法士ダニ・ジョンソン女史の「デスクを離れずにできる5つのエクササイズ」を参考に、ほどほどに試行中。◎亭主元気で留守がいい?OECD(経済協力開発機構)の2021年の調査によると、我が国ではパンデミック以前の2013年に「うつ病・うつ状態」有病率は7・9%だったが、2020年には17・3%へと増加。おおよそ5人に1人の割合でストレスなどのためメンタルヘルスが悪化しているということになる。未知のウイルス感染という不安だけではなく、在宅勤務といった新しい生活様式に伴う食事や睡眠のバランス乱れ、そして勤務先の業績悪化など複数の因子が絡みあっていると思われる。テレワークには良い面もあるのは勿論だが、人と人との体温を感じられるような接触が少ない、冗談や雑談が憚られるといった側面も見られる。人生で新たなスタートとなるはずの入社・入学などでも混乱が見られた。筆者の友人の奥方(非常に優能な看護師)は、私にこんな愚痴を漏らしていた時期もあった。「旦那がいつも家にいるとね…」。ずっと昔、「亭主元気で留守がいい」というテレビCMが流行ったのを思い出さずにはいられなかった。コロナ禍では、こんなストレスも出てきてしまうのであろう。に疲労が蓄積されてしまうので、ストレスを溜め込まずに出来るだけ発散し脳が疲弊しないように工夫することが重要。ESS」という手法もあると心療内科専門家から提唱されている。頭文字に注目頂きたい。外出制限なども考え併せ、この中から実現可能なものを選んでみるとよいかと思われる。その他にも、「笑い」や「涙を流すこと」も役に立つとされている。ストレスは溜め込んでくると脳ストレスの対処法には「STR      トピックスコロナ禍での健康維持19

元のページ  ../index.html#21

このブックを見る