切な存在ですが、過剰になると細胞を酸化させ老化を早める厄介者になるのです。その活性酸素に対抗する力を抗酸化力といいます。では抗酸化力の高いものの一例をご紹介しましょう。①ビタミンA・C・Eこれら3つすべてが多く含まれるのは、かぼちゃ、赤ピーマン、ブロッコリー、ホウレンソウなど色味の強い緑黄色野菜です。また、ビタミンAの前駆体であるβカロチンの一種であるリコピンも非常に強い抗酸化力を持っています。その代表はトマトです。1日1~2個の摂取で十分量が摂取できるのです。②ポリフェノールポリフェノールと言えば赤ワインを思い浮かべる方が多いでしょう。ポリフェノールは植物の色素で、ワインだけでなく緑茶カテキン、ブルーベリーなどに含まれるアントシアニン、大豆イソフラボン、ザクロやイチゴに含まれるエラグ酸、ゴマに含まれるセサミンなどもその一種です。③アスタキサンチンアスタキサンチンは、ヘマトコッカスという海藻の作り出す天然の赤い色素です。エビやカニ、サケなどに蓄積されています。アスタキサンチンの抗酸化力はビタミンCの約6000倍にも及ぶとされ、活性酸素のダメージから細胞全体を守ってくれているといっても過言ではないでしょう。だけでなく幅広い食品に含まれ、バランスの良い食生活を心がけるだけでもシミやシワといった肌の老化に対する効果が期待されます。 線ばかりにフォーカスが当たっていましたが、肥満をベースとした生活習慣病のみならず、喫煙の習慣なども大きく影響していることこのように、抗酸化物質は植物これまで皮膚の老化には、紫外生活習慣とお肌のアンチエイジング25
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