とノンレム睡眠(深い眠り)があり、それぞれには固有の役割がある。レム睡眠は身体を休ませるための睡眠であり、脳からの運動指令を遮断し筋肉の緊張を抑制することで運動器を休ませる、記憶を定着させるなどの役割を果たしていると考えられている。一方ノンレム睡眠は脳を休ませるための睡眠であり、自律神経や代謝を落ち着かせ、さらには成長ホルモンの分泌により肌のターンオーバーを助け、髪を美しくし、ケガの修復を促している。またレム、ノンレム睡眠のいずれも、脳を守る役割として、認知症の大きな原因物質で脳の老廃物といわれるアミロイドβを排泄することがわかっている。働きは睡眠自体がもたらすアンチエイジング効果といえる。2.メラトニンと睡眠の関係脳で分泌されるメラトニンは時刻情報伝達物質ホルモンである。メラトニンは夜間にピークを迎え、朝の光によってその働きは抑制される。その後、目覚めてからされ夜間にピークを迎える。これが体内時計による睡眠リズムである。しかしメラトニンは加齢とともに減少することがわかっており、年を重ねると、朝早く目が覚める、夜中に何度も目が覚めるなど、睡眠時間が短縮され、睡眠の質も落ちる。これもメラトニンの減少による体内時計の調節機能低約15時間でメラトニンは再び分泌下が原因なのである。睡眠の質、量が落ちれば、前述したように身体も脳もしっかりと休むことができなくなり、また認知症の原因で あるアミロイドβの排泄が滞れば、脳内にアミロイドβが沈着し認知症の発症に影響を及ぼす。このようにメラトニンは睡眠だけでなく加齢に伴う変化に大きく関係しているのである。によるものだけが原因ではない。光、カフェイン、各種の薬剤などが報告されていて、その中でも強力に夜間のメラトニン分泌を抑制してしまうのが、光である。とりわけ電子端末から発せられるブルーライトは眼の網膜に強い刺激を与実はメラトニンの減少は、加齢睡眠とアンチエイジング25
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