わゆる「肝臓がん」と一般的にいう場合は、この肝細胞がんを意味します。それでは、原発性肝がんには他にどんながんがあるのかというと、ここで先ほどのキーワードを思い出してみましょう。肝臓内を通る肝内胆管という管の名前を覚えていただいたかと思いますが、そこから発生するのが「肝内胆管がん」で、原発性肝がんの残りの約4%に相当します(その他、小児に発生する肝芽腫というきわめて稀ながんなどが1%)。肝内胆管がんは、2015年に亡くなった女優の川島なお美さんが闘病されたことによりその名を広く知られるようになった病気で、胆管細胞がんとも呼ばれるものです。が困難であり、ある程度進行し腫瘍が大きくなってから見つかるケースの多いがんであるため、基本的に手術による切除が唯一の根治療法ですが、予後はあまり良好ではありません。とも呼ばれ、他臓器より転移してきたがんであることから、治療は元々の臓器に発生したがん(これを原発巣といいます)に準じ、抗発症原因が不明な上に早期発見また、転移性肝がんは「肝転移」②肝臓がんとはさて、ここからは肝臓がんのお話に入りましょう。肝臓がんは、肝臓に発生するがんの総称で、いくつかの分類法があります。まず初めに、肝臓自体から発生する「原発性肝がん」と、他の臓器で発生したがんが血流などに乗って肝臓まで飛んできた「転移性肝がん」の2つに大きく分けられます。このうち、原発性肝がんを代表するものが、肝臓を構成している肝細胞ががん化した「肝細胞がん」です。肝細胞がんは原発性肝がん全体の95%を占めているため、い6
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