ご挨拶
我が国の医療を取り巻く環境は、たゆみ無い医学の進歩・発展と目覚しい医療技術の向上により世界一の長寿を実現する一方、生活習慣の変化を背景とする成人病の増加ならびに老齢人口の急激な増加に伴う医療費の増大という大きな課題を抱えております。言うまでもなく、全ての人類の希望は平和で安全な社会環境と快適な自然環境の中で、いつまでも明るく健康に生活する事にあります。厚生労働省も、21世紀の日本を「全国民が健やかで心豊かに生活出来る活力ある社会」とする為に「健康日本21」政策を推進しつつも、新たにメタボリックシンドローム概念を導入し、「特定健診」「特定保健指導」という革新的な一歩を踏み出しました。
私たち一般財団法人日本がん知識普及協会は、定期的な健康診断により皆様にご自分の健康状態を正確に認識していただき、生活習慣の改善を通じて、がんをはじめとするいわゆる三大疾病の予防と早期発見・早期治療により、元気で明るい人生を送っていただく事をめざして日々活動を展開しております。
お蔭様で、様々なご指摘・ご要望を戴きつつも大きなご評価を賜り今日まで来る事が出来ましたことは、ひとえに皆様方の深いご理解とご協力の賜物と、感謝申し上げます。
今後、さらに体制の充実をはかると共に、当協会付属有楽町電気ビルクリニック、関連医療機関のメディカルスクエア赤坂並びに、各大学病院をはじめとする高度・専門医療機関との連携を一層深め、検査から治療まで一貫した体制で高度な医療をご提供してまいります。また、健康診断結果の処理・判定・ご報告の面では最先端の情報化技術(IT)の活用を進め、結果処理のより一層の高速化・高度化を目指して活動しております。さらに、患者、受診者の皆様からお預かりする個人情報に関しましては、全職員が厳正な管理の下にその保護に取り組んでおります。
今後とも皆様のご期待に沿うべく、職員共々将来を見据えた努力と研鑽を積み、これまで以上の成果を上げていく所存でございますので、一層のご支援ご鞭撻を賜ります様お願い申しあげます。
平成26年6月10日
一般財団法人 日本がん知識普及協会
付属 有楽町電気ビルクリニック
代表理事 小 澁 陽 司