検査内容

 このページでは受けていただいた人間ドック・健康診断の結果を正しく理解していただくために、主な検査について簡単な説明をしています。検査の結果、再検査精密検査、治療、経過観察の指示がでた方は自己判断せずに自覚症状がなくても必ず受診しましょう。

※各検査の種類をクリックするとその説明へジャンプします。

診察 医師による問診・聴打診・身体診察
身体計測 身長・体重・肥満度(BMI) 体脂肪率 腹囲計測
眼科検査 視力 眼底検査(眼底写真) 眼圧検査
聴力検査 聴力検査
循環器検査 血圧測定 心電図(安静時)
呼吸器検査 喀痰細胞診検査 肺機能検査(肺活量測定) 胸部X線検査 胸部ヘリカルCT
婦人科検査 子宮頸部細胞診検査 乳腺超音波検査/マンモグラフィー
腹部・消化器検査 胃部X線検査 便潜血反応検査 腹部超音波検査 ペプシノーゲン検査
尿検査 尿中ウロビリノーゲン 尿糖 尿蛋白 尿潜血反応 尿沈渣検査 尿PH 尿比重 
血液学的検査 赤血球数 血色素(ヘモグロビン)量 ヘマトクリット MCV MCH MCHC 血清鉄(Fe) 白血球数 白血球像 血小板数
腎機能・尿酸・電解質 尿酸 尿素窒素(BUN) クレアチニン Na、K、Cl eGFR
糖代謝機能 空腹時血糖 HbA1c
膵機能 血清アミラーゼ
肝機能 GOT(AST)/GPT(ALT) LDH LAP γ-GT(γ-GTP) ALP ChE T-BIL(総ビリルビン) D-BIL(直接ビリルビン) TP(血清総蛋白) グロブリン A/G比 蛋白分画 HBs抗原 HCV抗体 ALB(アルブミン)
脂質代謝機能 総コレステロール HDLコレステロール LDLコレステロール 中性脂肪 β-リポ蛋白 nonHDLコレステロール
血清反応 血沈 CRP(炎症反応) RA(リウマチ反応) 梅毒血清反応(TPHA・RPR法)
血液型 ABO・Rh
腫瘍マーカー CEA AFP CA19-9 CA15-3 CA125 高感度PSA シフラ SCC
骨密度検査 骨密度超音波検査

※腫瘍マーカーとは、血液中でがん細胞の目印(マーカー)になる物質の総称です。がんの存在や進行の程度、治療経過や再発のチェックに役立ち、臨床所見と総合して診断の効果を高めることができます。ただし、腫瘍マーカーは早期のがんでは反応の弱いものもあり、また良性の腫瘍やその他の疾患など、がん以外の要因でも高値となる場合があるため、これだけでがんの有無を診断することはできません。腫瘍マーカーは個人の平均値が大切ですので、定期的な検査をお勧めします。





医師による問診・
聴打診・身体診察
日常生活や健康状態をチェックします。健康に対する不安や悩みを医師に相談するよい機会です。
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肥満度(BMI) やせすぎや太りすぎをチェックします。BMI(Body Mass Index:体格指数)は、体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)の式で算出し、目標値(標準値)は「22」です。
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体脂肪率 体重に対して脂肪がどれだけあるか示したものです。(%で表します)
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腹囲計測
(おへその高さで測定)
腹囲が男性85cm以上、女性90cm以上で、内臓脂肪の蓄積を疑います。
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視力 一般的な視力検査のことで、遠くのものを見る視力(遠方視力)を測定します。
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眼底検査 眼底の血管、視神経等を観察し、動脈硬化や高血圧、糖尿病などによる変化の有無を調べます。
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眼圧検査 眼球は正常に働くために一定の圧力を保っています。その圧力が上昇し、障害が出現した状態が緑内障です。眼圧を測定することにより、緑内障の有無を調べます。
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聴力検査 4000Hzは高音を代表する高さ、1000Hzはほぼ人の話し声の高さです。それぞれの音域の聴きとりが正常かどうかを調べます。
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喀痰細胞診検査 肺がんのうち、肺の入り口(肺門)付近のがんを発見するための検査で、喀痰の中にがん細胞がないかを調べるものです。肺の入り口付近は胸骨や心臓などの陰になるため、胸部X線写真に写りにくいので、肺の入り口に近いところにできたがんの発見には、喀痰細胞診検査が有効です。
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肺機能検査
肺活量測定
肺活量を測定し、呼吸器疾患を診断する手がかりとします。
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胸部X線検査 肺がん、肺結核、肺気腫など呼吸器系の病気や、心臓の大きさ等の循環器系の病気をチェックします。
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胸部ヘリカルCT 人体の輪切りの写真を連続して「らせん状」に撮影します。断面像のため、心臓や骨による死角がなく、さらに発見しにくい小さな病変の発見に有用な検査です。肺がん、肺結核、肺気腫、冠状動脈石灰化などの様々な病変をより早期(小さい)段階で発見することができます。
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血圧測定 血流が血管を通過する時の圧力を測定し、高血圧かどうかを判定します。正常域は、収縮期血圧が130mmHg未満、 および拡張期血圧が85mmHg未満の時です。
収縮期血圧(最高血圧)とは心臓から血液を送り出すときに、心臓が収縮して血管に与える圧力を収縮期血圧といいます。
拡張期血圧(最低血圧)とは収縮した心臓が元に戻って、血液をためている間に血管に与える圧力を拡張期血圧といいます。
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心電図(安静時) 心臓の動きによって生じる電流を、波形として記録したものです。心筋梗塞など心筋の異常、不整脈(リズムの乱れ)、心臓肥大等の有無を調べます。
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胃部X線検査 発泡剤とバリウムを飲んで、食道・胃・十二指腸の形や粘膜の異常などの有無をみる検査です。
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便潜血反応検査 便の中に血液が混じっているかどうかを調べます。大腸がん、大腸ポリープなどの早期発見に役立ちます。
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ペプシノーゲン検査 胃液に関連するペプシノ-ゲンの血清中濃度を分析し、潰瘍、萎縮性胃炎の診断や胃がんのハイリスク群のスクリーニング検査として用いられています。ペプシノ-ゲン値だけでは病気を診断できませんので、レントゲン検査と併用することでより多くの胃がん発見が可能になります。十二指腸潰瘍、胃潰瘍、腎不全、制酸剤の服用などで高値となります。萎縮性胃炎、胃がん、胃切除、悪性貧血などで低値になります。
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尿中ウロビリノーゲン 肝・胆道系疾患の際に増加しますが、発熱や疲労時にも出現します。異常値の時は、肝機能検査などの他の検査と合わせて診断します。
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GOT(AST)/GPT(ALT) 主に肝臓の中に含まれている酵素で、肝細胞が破壊されると血液中に流れ出て高値となります。(肝細胞の破壊の程度がわかります。)GOT(AST)は心筋、骨格筋、腎臓にも存在します。GPT(ALT)は特に肝細胞の変性や 壊死に敏感に反応します。
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LDH 糖がエネルギーに変わるときに働く酵素の1つで、全身の組織(肝臓、腎臓、骨格筋、心臓、赤血球、肺など)に存在しています。肝疾患を代表とした種々の病気で増加するため、障害臓器を特定するには別の検査所見を考慮したり、さらに精密な分析検査(アイソザイム検査)が必要です。
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LAP 肝臓や腎臓、腸管、脳、膵臓、子宮、睾丸などの細胞に含まれている酵素です。胆道から排泄されるので、胆汁中に多いのですが、胆汁うっ滞が起こると血液中に増えます。したがって肝臓や胆道の病気を診断する手がかりとなります。
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γ-GT(γ-GTP) 主に肝臓や胆道の中に含まれている酵素で、肝細胞の障害や胆汁の流れ具合が悪い時に高値を示します。γ-GTは特にアルコール摂取量と関係が深く、アルコール性肝障害の指標のひとつとなります。
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ALP アルカリフォスファターゼという酵素で、全身の組織(肝臓、骨、小腸等に多い)に含まれている酵素で、肝疾患、胆道疾患(胆嚢、胆管など)で高くなります。その他、骨の病気や悪性腫瘍でも増加することがあります。
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ChE 肝臓でしかつくられない酵素で、慢性肝疾患があると肝細胞障害を反映してその数値が低下しますが、逆に脂肪肝、甲状腺機能亢進症などの場合は上昇します。
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T-BIL(総ビリルビン) 寿命の尽きた赤血球が肝臓で壊されるとビリルビンとなり、胆汁中に排泄されます。肝細胞障害や肝・胆道系疾患ではビリルビンの排泄に障害が起こり、黄疸が現れます。総ビリルビンは、肝疾患の診断、黄疸の鑑別などに重要な検査の一つです。
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D-BIL(直接ビリルビン) 寿命の尽きた赤血球が壊されると間接ビリルビンに変えられ、さらに酵素のはたらきによって直接ビリルビンとなり胆汁中に排泄されます。肝細胞障害や肝・胆道系疾患ではビリルビンの排泄に障害が起こり、黄疸が現れます。間接ビリルビンと直接ビリルビンを合わせて総ビリルビンといいます。肝疾患の診断、黄疸の鑑別などに重要な検査の一つです。体質的に高い方もいらっしゃいます。
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TP(血清総蛋白) 血清中のいろいろな蛋白の総量を調べます。身体の栄養状態をみる指標になります。
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ALB(アルブミン) 血清中で一番多い蛋白で、肝臓で生成されます。肝細胞の機能(蛋白合成能力)をみる指標になります。
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グロブリン アルブミンとは対照的に減少することは少なく、血液疾患や膠原病、慢性肝炎や肝硬変、慢性感染症などで異常蛋白の増加により高値となります。
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A/G比 血清蛋白の中に含まれるアルブミンとグロブリンの量の比率をみます。
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蛋白分画 血清中に存在している蛋白を分類したものです。血清蛋白は種々の病気や障害により増減するので、どの蛋白が変動しているのかを調べることにより、栄養状態、病態(肝臓病や腎臓病など)を知る目安とします。
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HBs抗原 B型肝炎ウィルスに感染しているかどうかを調べます。
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HCV抗体 C型肝炎ウィルスに感染しているかどうかを調べます。
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腹部超音波検査 肝臓・胆のう・胆管・膵臓・腎臓・脾臓等の腹部の臓器を超音波(エコー)で調べる検査です。
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血清アミラーゼ 食物中のデンプンやグリコーゲンを糖に分解する消化酵素で、主に膵臓と唾液腺から分泌されます。膵臓、唾液腺疾患で上昇します。
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総コレステロール 血中に存在する脂質の一種で、ホルモン産生や細胞膜の形成にとても大切な成分です。しかし、多すぎると血管壁にくっつき、動脈硬化の原因となり、高血圧、心筋梗塞、脳血管障害等を起こします。
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HDLコレステロール 善玉コレステロールといわれ、血管壁や細胞内に蓄積したコレステロールを取り除いて、動脈硬化を防ぐ役割があります。
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LDLコレステロール 悪玉コレステロールといわれ、血管壁や細胞に蓄積して動脈硬化を促進させます。
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nonHDLコレステロール nonHDLコレステロールは、脂質代謝異常で出現するコレステロールを含めたものです。動脈硬化のリスクを総合的に管理できる指標です。
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中性脂肪 これも血中にある脂質の一種で、エネルギーの元になるものです。食べ過ぎや運動不足により高値となります。多くなると血管壁につき、動脈硬化の原因になります。飲食で影響をうけますので、12時間絶飲食後に検査するのが理想的です。
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β-リポ蛋白 脂質がβ−グロブリンという血清たん白と結合して存在しているものです。この値が高くなると動脈硬化の原因となります
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尿糖 尿中に糖が出ていないかどうかをみます。陽性の時は糖尿病が疑われます。
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空腹時血糖 血液中の糖のことです。空腹時に血糖値が高い場合は、糖尿病を診断する手がかりとなります。
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HbA1c(グリコヘモグロビンA1c) 赤血球中のヘモグロビンとブドウ糖が結合したもので、過去1〜2ヶ月間の血糖値を反映する検査項目です(糖尿病の血糖コントロールの状態をみる目安になります)。血糖と違い、検査直前の飲食の影響を受けません。
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尿酸 尿酸は食物中のプリン体が肝臓で代謝されたあとの燃えかすにあたり、通常は尿と一緒に排出されます。尿酸が多いことを「高尿酸血症」と言い、関節にこの結晶が蓄積して発作的に炎症を起こすのが「痛風」です。長期にわたって高値が続くと尿路結石、腎障害、動脈硬化を引き起こします。
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尿蛋白 尿中に蛋白が出ていないかどうかを調べます。腎臓病や尿路の異常(膀胱炎、尿道炎等)で陽性になります。また、風邪、ストレス、運動後、先天的な遊走腎や起立性蛋白尿でも陽性になることがあります。放置しても心配ない蛋白尿か、治療や経過観察を必要とするのか、原因を確実に診断してもらうことが大切です。
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尿潜血反応 尿中の赤血球(血液)の有無を調べます。陽性反応の時は、腎臓・尿管・膀胱・尿道の障害が考えられます。
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尿沈渣検査 尿中の固形成分(赤血球、白血球、細胞、細菌、結晶など)を顕微鏡で観察し、成分の状態、構成、増減、を調べる検査です。主に腎臓や尿路の病気を調べますが、全身のさまざまな病気についての診断の手がかりを得ることができます。
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尿PH 尿が酸性かアルカリ性かを調べる検査です。通常の尿は弱酸性です。持続的な酸性尿やアルカリ尿は病的ですが、食事や薬剤などで容易に変化しますので、一回の検査で異常とは判断できません。
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尿比重 腎臓での尿の濃縮力を調べます。尿比重は、脱水症や腎臓に障害が起こって尿中に含まれる成分(塩分・尿素など)の量で大きく変動します。また、糖や蛋白など正常ではほとんど尿中に含まれない物質が存在する場合にも、尿比重は高くなります。
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尿素窒素(BUN) 体内でエネルギーとして使われた蛋白質の燃えかすで、肝臓で合成され腎臓でろ過されて尿中へ排泄されます。腎臓の排泄機能が悪くなると血液中の尿素窒素の値が高くなります。蛋白質の過剰摂取、脱水、運動などの影響も受けます。
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クレアチニン 筋肉内の蛋白質がエネルギーとして利用された後の代謝産物(老廃物)で、腎臓でろ過されて尿中に排泄されます。腎臓の機能が低下すると血液中に停滞して濃度が高くなります。尿素窒素と同時に検査することで腎障害の状態をより正確に診断できます。
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Na、K、Cl 血液中の電解質イオンの濃度を測定します。電解質のうち、ナトリウムはからだの水分を調節し、カリウムは筋肉や神経に関係するなど、それぞれが生命活動維持のためバランスよく一定の濃度を保っています。イオン濃度のバランスを調べて体内の障害(腎臓病、内分泌、代謝の異常、消化器疾患、循環器疾患など)を診断します。
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eGFR
(推定糸球体濾過量)
クレアチニンの値から濾過量(GFR)を算出します。腎臓の老廃物を尿へ排出する能力を示しています。腎臓に障害があると濾過量は減少します。
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赤血球数 貧血を調べます。赤血球は、呼吸により肺で受け取った酸素を身体の各細胞に運搬し、不要になった 二酸化炭素を体外に排出する働きをしています。少ないときは貧血を、多いときは赤血球増加症を疑います。
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血色素(ヘモグロビン)量 ヘモグロビンは赤血球の中にあり、実際に酸素を各細胞に運び、そこから二酸化炭素を運び出す役目をしています。少ないときは貧血を、多いときは赤血球増加症を疑います。
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ヘマトクリット 血液中の赤血球の割合を表わします(血液全体に対する赤血球の体積の割合)。低値の場合は、貧血と診断されます。
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MCV MCH MCHC MCV(平均赤血球容積)赤血球の平均の大きさを示します。
MCH(平均赤血球血色素量)赤血球1個あたりの血色素(ヘモグロビン)量の平均を示します。
MCHC(平均赤血球血色素濃度)赤血球1個あたりの血色素(ヘモグロビン)の濃度の平均を%で示します。
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血清鉄(Fe) 赤血球中のヘモグロビン合成に必要な物質です。 血清中に含まれる鉄分を測定して、鉄欠乏性貧血の有無を調べます。
※貧血は血液疾患のほか、潰瘍、ガン、子宮筋腫などにより二次的に起こることがあるため、もし貧血と診断されたらその原因を調べる必要があります。ゆっくり進行する場合は症状を自覚しないこともあります。
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白血球数 白血球は体内に入った細菌を攻撃したり、異物を無毒化したりするほか、抗体を作って感染から体を防御する役割があります。主に炎症や感染症の時に増えますが、血液疾患でも異常値(高値・低値)を示します。体質的に多い人、少ない人もいます。
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白血球像 白血球を更に形態別に分類したものです。好中球・好酸球・好塩基球・単球・リンパ球の5つの種類(分画)に分けられ、病気により増減する分画が違うため分画ごとの増減数を調べます。感染症、アレルギー性疾患では高値を示します。
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血小板数 ふだんは血管内を回遊している血球成分のひとつですが、ケガなどをして出血した時、その部位に集まってきて出血を止める働きをするのが血小板です。血小板数の減少や、機能の低下が起こると、血管から出血しやすくなったり、血が止まりにくくなります。
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血沈 異常の場合、身体のどこかに炎症があることが疑われますが、さまざまな病気の可能性も挙げられ、特定することはできません。貧血があるとやや高値になります。
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CRP(炎症反応) 身体のどこかに炎症(感染症、膠原病、悪性腫瘍,外傷など)がある場合に陽性となります。
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RA(リウマチ反応) 慢性関節リウマチ、自己免疫疾患(膠原病など)で高率に陽性となる抗体ですが、病気でなくても陽性にでることがあります。慢性肝疾患や慢性感染症でも陽性のことがあるので自覚症状や他の検査結果と併せて判断します。
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梅毒血清反応
(TPHA・RPR法)
2種類の異なった抗原を用いて、梅毒の有無を調べます。
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ABO・Rh ABO式血液型(A・B・O・AB)とRh式血液型(Rh+/Rh-)の判定をします。
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子宮頸部細胞診検査 子宮頸部のがんの有無などをチェックします。
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乳腺超音波検査
マンモグラフィー
乳がんなどの有無をチェックします。
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骨密度超音波検査 骨粗鬆症は高齢者、特に閉経後の女性に多く、腰痛や骨折の原因となるので、早期に骨の量(骨量)の減少を発見し、生活指導や治療を行うことが必要といわれています。骨量を測定する骨密度測定には、レントゲン法や超音波法があり、骨密度を@同年齢の平均値とA骨密度が最大となる若年成人の平均骨密度と比べて判定し、コメントします。
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CEA 大腸がん、胃がん、肺がんなど、ほぼすべてのがんで高値になります。加齢や喫煙、呼吸器疾患などでも上昇する場合があります。
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AFP 肝臓がんに対する腫瘍マーカーです。肝炎などの慢性肝疾患などでも高値になる場合があります。
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CA19-9 主に膵臓がんなどに対する腫瘍マーカーです。膵炎、胆管炎、慢性肝疾患などでも高値になる場合があります。
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CA15-3 主に乳がんなどに対する腫瘍マーカーです。
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CA125 主に卵巣がんなどに対する腫瘍マーカーです。子宮内膜症などでも高値になる場合があります。
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高感度PSA 前立腺がんの時に上昇する腫瘍マーカーです。前立腺肥大症、前立腺炎などでも高値になる場合があります。
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シフラ 主に肺がん(扁平上皮癌、腺癌)の時に上昇する腫瘍マーカーです。また婦人科がん(乳がん、卵巣がん、子宮がん)でも高値になる場合があります。
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SCC 扁平上皮がん(子宮頸がん、肺がんなど)の時に上昇する腫瘍マーカーです。子宮筋腫や気管支炎などでも高値を示すことがあります。
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